一覧に戻る文学・評論二十一時の渋谷で キネマトグラフィカ古内一絵元号の変わる年、老舗映画会社の買収を機に、社員たちが自らの働き方を問い直してゆく大人の群像劇。深い藍の夜空に淡い月が浮かび、ネオンを灯した渋谷のビル群を背景に、歩道橋の手すりに並んで佇む人影が描かれる。画面の四辺はフィルムの送り穴を思わせる縁取りに囲まれ、夜の一場面をそのまま映写の一コマとして切り取ったかのよう。仕事と人生の岐路に立つ人々を、街の光と銀幕の枠が静かに見守っている。About出版社東京創元社出版年2023年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁西村弘美(角川書店装丁室)装画いとうあつきAmazonで見る