一覧に戻る文学・評論ひがた町の奇跡山本甲士海辺の町「ひがた町」を舞台に、地域の人びとが小さな奇跡を起こしていく物語。澄んだ青空と海を背景に、ジョッキを掲げる手と、皿に載った大ぶりの牡蠣、寄り添う箸が色鉛筆の柔らかなタッチで描かれる。ビールに浮かぶ救命浮き輪のロゴが町の遊び心を覗かせ、淡い水彩のような濁りと白く抜けた泡が、潮風に吹かれる昼下がりの空気を運んでくる。手描きの素朴さが、土地と人の温度をそのまま表紙に閉じ込めた一冊。About出版社双葉社出版年2018年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁浅妻健司装画唐仁原多里Amazonで見る