一覧に戻る文学・評論放課後に死者は戻る秋吉理香子放課後の学校という慣れ親しんだ風景に、死者の帰還という不穏がそっと忍び込む一冊。表紙はくすんだ青を背景に、詰襟の制服を着た少年が正面を向いて佇む半身像で、輪郭をわずかにぼかした絵画的なタッチが、生身でも幽霊でもないような曖昧な存在感を漂わせる。白い縦書きの題字は人物に重なるように控えめに置かれ、視線とぶつかりすぎない。色も声も抑えた構図が、放課後の静けさとそこに宿るほのかな違和を、表紙のうちに静かに閉じ込めている。About出版社双葉社出版年2014年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁鈴木久美(角川書店装丁室)装画大槻香奈Amazonで見る