一覧に戻る文学・評論神さまは五線譜の隙間に瀬那和章調律の道具を提げた青年が、舞台に立つ女性のもとへ歩み寄る。音楽に関わるふたりの物語を予感させる構図。表紙はやわらかな水彩タッチで描かれ、夜空に蝶が舞い、五線譜が紺色の幕のように流れ、音符と星屑が宙を漂う。足元には楽譜が散り、緑の植物がそっと寄り添う。タイトルは桜色のかぼそい手書き文字で組まれ、音と音の隙間にこぼれ落ちる気配を掬うように置かれている。賑やかな色彩のなかに、余白を聴く静けさが宿る一冊。About出版社KADOKAWA出版年2016年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁荻窪裕司(design clopper)装画丹地陽子Amazonで見る