一覧に戻る文学・評論光炎の人(上)木内昇明治期に電気の道を志した男の生涯を描く長篇小説の上巻。発電所か工場を思わせる鉄骨の構造物が、赤錆と黒煤のにじむ筆致で画面いっぱいに描かれ、淡い空の余白へと立ち上っていく。タイトルは白抜きの明朝で縦に大きく据えられ、著者名と「上」の朱丸だけがマゼンタの差し色で時代の熱を点す。重く沈む鉄と、紙の上にゆらぐ炎の気配。題字の白さが、その間に灯る一条の光のように見えてくる。About出版社KADOKAWA出版年2016年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁櫻井久(櫻井事務所)装画松本竣介(櫻井事務所)Amazonで見る