一覧に戻る文学・評論閻魔裁き(三)吠えろ閻魔風野真知雄江戸の闇に潜む悪を裁く時代小説シリーズの第三巻。剣を携え、青い肌に角を生やした閻魔の貌をまとった侍が、橙と黄の燃えるような背景のなか低く構えて立つ。荒い筆致で描かれた人物画は浮世絵の系譜を思わせ、墨と岩絵具のような質感が画面に厚みを与える。タイトルは黒い帯のなかに白く抜かれ、朱の落款風アクセントが添えられて、和装本の意匠を踏襲する。橙の地に翻る藍の着物の対比が、人ならざる者の凄みと躍動を一枚に閉じ込めている。About出版社角川春樹事務所出版年2018年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁遠藤拓人装画遠藤拓人Amazonで見る