
30歳までみんなと同じ働き方をあきらめ、大切な人のために全力で本をつくってみようと思った——独立して出版を始めた著者が、自分に正直な生き方・働き方を綴る一冊。表紙には鮮烈な朱色を地に、太い筆致で描かれた動物らしき像が画面いっぱいに広がる。上下に黒い帯のような余白を残し、白抜きの明朝で「あしたから出版社」と縦に配されたタイトルが、絵の熱量を静かに受け止める。筆の勢いと活字の落ち着き、その対比が、衝動から始まる仕事の手触りを伝えている。
装丁平野甲賀 カバー絵:ミロコマチコ
ミロコマチコ / 2013年
ノンフィクション