
年齢を重ねた女性が、自分の身体や見た目との折り合いをどう取るか——軽やかなユーモアと観察眼で綴られたエッセイ集。表紙は淡い黄色のチェック地に、装飾的な縁取りの手鏡を持ち上げる手のイラスト。鏡面にはタイトルが手書き風の文字で柔らかく置かれ、傍らには黒縁眼鏡と紫の蓋のテイクアウトカップが添えられる。鏡を覗き込もうとする一瞬の所作が、構えすぎず、けれど確かに自分を見つめ直そうとする本の佇まいに重なる。
著岡部昌幸
装丁西垂水敦+市川さつき+krran
KADOKAWA / 2022年
アート・建築・デザイン