一覧に戻る文学・評論息をつめて桂望実ある事件をきっかけに地獄を生きることになった51歳の女性の孤独を描く長編小説。淡い水色の空気のなかに、目を伏せた女性とふわりと浮かぶ桃の実が繊細な水彩タッチで描かれ、果実の柔らかな桃色だけが画面に体温を残す。白く抜かれた縦組みのタイトル文字は人物像の輪郭をなぞるように配され、帯の力強い明朝体と対をなす。息を殺して立ち尽くす主人公の内側を、果実の重みごと封じ込めたような装丁。About出版社光文社出版年2022年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁高柳雅人(角川書店装丁室)装画Jiwoon PakAmazonで見る