一覧に戻る文学・評論月とコーヒー吉田篤弘夜の片隅でそっと開きたくなる、24編の小さな物語集。「また、いつか月の下で会いましょう。」という帯文が示すように、日常のすぐ隣にある淡い余韻を掬い取った短篇が並ぶ。漆黒の地に白いカップを大きく配し、波打つコーヒーの面に三日月を浮かべる構図。その縁に腰かけて足を投げ出す小さな人物のイラストが、静かな夜と一杯の温度を一枚で結ぶ。タイトルは右上に控えめに置かれ、白い帯の縦書きが余白に呼吸を与えている。月を映す液面のように、物語と装いがそっと重なり合う一冊。About出版社徳間書店出版年2019年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁吉田浩美+吉田篤弘[クラフト+エヴィング商會]装画吉田篤弘Amazonで見る