
精神科医が映画のなかの「怪物人間」たちと向き合いながら、社会から降りた日々を綴る一冊。鋭い棘を全身にまとった人物の写真をモノクロのまま大きく配し、その上に明朝体の縦組みでタイトルを重ねる。荒々しい質感の被写体と、整然とした書体のコントラストが画面を引き締める。腰巻には強い蛍光ピンクを敷き、暗い本体と衝突させることで、内に籠もる思索と外側の刺々しさを同時に提示する装丁となっている。

著StevensonRobertLouis、OsbourneLloyd、ほか
装丁山田英春
装画影山徹
国書刊行会 / 2017年
文学・評論