一覧に戻る文学・評論残された人が編む物語桂望実ある日忽然と消えた人と、その不在を抱える人々——失踪をめぐる音信の途絶えた間隙を、残された側から静かに編み直していく長編。淡い水色の空間に、一輪の白い花を閉じ込めた透明な多面体が浮かぶように据えられている。タイトルは淡い黄で縦に流れ、結晶のかたちを避けながら余白を縫う。透き通る殻のなかで形をとどめる小さな花は、不在を抱えてなお物語を紡ぐ手つきと、静かに響きあう。About出版社祥伝社出版年2022年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁鈴木久美(角川書店装丁室)装画gelandeAmazonで見る