
文学作品から選ばれた366の言葉を、一日ひとつのペースで味わうための一冊。古今東西の物語や随筆から拾い上げた一節が、暦のように並ぶ。表紙は鮮やかなレモンイエローを地に、黒一色の線画で構成される。本の山に腰かける人物、開いた書物から立ち上がる街並み、光を放つ小鳥、コーヒーカップや草花――読書から立ち上る想像の風景が細やかな筆致で散りばめられ、中央には太い明朝のタイトルが大きく置かれる。線の素朴な軽みと黄の明るさが、一日ひとつページをめくる所作に静かに重なる。
著折輝真透
装丁早川書房デザイン室
装画yoco
早川書房 / 2019年
文学・評論