一覧に戻る文学・評論北京から来た男 下スウェーデンの寒村で起きた大量殺人事件の糸を、北京、ロンドン、アフリカへと辿る長大なミステリの完結巻。淡い霧に沈む荒野、枯草色のフィールドの中ほどに赤茶けた小屋が一軒、墨色の木々が頼りなげに立つ。手描きの絵画タッチに重ねて、下端には KINESEN の文字が地に染み込むよう静かに置かれている。事件の発火点を遠景の家屋一軒に託す構図が、北欧の冷えた余白と物語の重みを同時に抱え込んでいる。About出版社ヘニング・マンケル出版年2014年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁中村聡装画塩田雅紀