一覧に戻る文学・評論監視ごっこ監視」という行為がいつの間にか遊戯に転じるとき、見る者と見られる者の境界はどこへ消えるのか。黒地に浮かぶのは、無彩色のCGで象られた小さな人物と、その周囲に組まれた都市のミニチュア。上から覗き込むジオラマ的な構図が、観察者の視線を読者にも引き受けさせる。タイトルは蛍光に近い黄色の大きな漢字で前面に重なり、CGの静けさを切り裂くように発光する。見ることと玩ぶことが地続きになる感触を、装丁全体が低い緊張で支えている。About出版社albireo出版年2014年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁albireo装画高松和樹