
アメリカのコラムニスト、ダン・サヴェージが、恋人とふたりで養子を迎えるまでの道のりを綴った実話。オープン・アドプションの制度や生みの親とのやりとり、揺れる気持ちを、当事者ならではの率直さとユーモアで描く。装丁は有山達也、装画はワタナベケンイチ。生成りの地に赤の一色刷り、手描きの「THE KID」の文字とゆるい線画、星やハートを散らした表紙が、重くなりがちな主題をからりと軽くしている。一色だけで刷り切る潔さが、語り口のまっすぐさと響き合う一冊。

著JohnsonStephen、吉成真由美
装丁大倉真一郎
装画ワタナベケンイチ
河出書房新社 / 2022年
科学・テクノロジー