一覧に戻る文学・評論風よ あらしよ 下村山由佳大正期を激しく生きた一人の女性の生涯を、結末まで辿る評伝小説の下巻。深い藍と紫紺が滲む夜空のような背景に、目を伏せた女性の横顔がうっすらと浮かび上がる。頬に落ちる赤い一筋、散らばる墨の飛沫、中央を縦に貫く淡い光の帯。白く伸びやかな筆致のタイトルが、その面差しに静かに重なる。嵐のさなかで燃え尽きた生と、それを遠くから見送る眼差しが、同じ画面に共存している。About出版社集英社出版年2023年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁アルビレオ装画オカダミカAmazonで見る