一覧に戻る文学・評論汚れつちまつた悲しみに…―中原中也詩集早逝の詩人・中原中也の代表作を収めた詩集。喪失と倦怠、汚れてしまった魂を澄んだ言葉でうたう作品群が、今もなお読み継がれている。表紙は黒を基調に、うずくまるように佇む人物像が金や褪せた赤の絵具で描かれ、画面いっぱいに散らされた白い飛沫が雪のようにも、こぼれ落ちた光のようにも見える。タイトルと著者名は縦組みの明朝で右上に静かに置かれ、絵の陰影を妨げない。沈鬱と澄明が同居する装画が、詩の呼吸そのものを写し取っている。About出版社中原中也出版年1991年ジャンル文学・評論Credits装丁泉沢光雄装画浅田弘幸