一覧に戻る文学・評論日本ホラー小説大賞《短編賞》集成1小林泰三+沙藤一樹+朱川湊人+森山東+あせごのまん日本ホラー小説大賞の短編賞受賞作を集めた一冊。短いページ数のなかに恐怖の核を凝縮した、五人の書き手の競作集である。表紙は鮮烈な朱赤を地色に敷き、中央には路地裏らしき暗がりに立つ、格子状の線で描かれた人物像が浮かぶ。輪郭だけで構築された身体は薄明かりに照らされ、背後の非常階段や落書きの気配と混ざりあって、現実と異界の境を曖昧にする。赤の額縁の強さと、内側に閉じ込められた薄暮の光景。その対比そのものが、短いほどに鋭く効く恐怖の手触りを予感させる。About出版社KADOKAWA出版年2023年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁坂野公一(welle design)+吉田友美(welle design)装画jyariAmazonで見る