一覧に戻る文学・評論昭和怪談嶺里俊介昭和の路地裏に紛れ込む怪異を綴った連作怪談集。紙芝居の自転車を引く狐面の語り手と、その前に駆けゆく少女、立ち尽くす後ろ姿の少年。黒地の中央に水彩の柔らかな描線で人物と荷車を浮かべ、四隅へ藤色の漢字三文字を据える構図である。タイトルが舞台を囲む額縁となり、絵の中の出来事をこちらに覗き込ませる。懐かしさの底にひそむ得体の知れなさが、抑えた配色から静かに立ちのぼってくる。About出版社光文社出版年2023年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁坂野公一(welle design)装画かわいちともこAmazonで見る