一覧に戻る文学・評論祈りの守――仕立屋・琥珀と着物の迷宮3春坂咲月仕立屋・琥珀を主人公とする着物ミステリの第三作。和裁の知見と人の祈りが交差する迷宮を、夏の風物にのせて辿っていく一篇。カバーは、緑の絽と紺地に大輪の花を描いた浴衣をまとう二人の女性を中央に据え、笹の葉、短冊、満開の桔梗を背景に重ねた縦長の構図。藍から夜空の紫へ、足元の若草色へと滲むグラデーションが七夕の夜気を運び、右側の朱の題字帯が画面をきりりと締める。涼やかな着物地の質感が、物語に通う祈りの透明度を映し出す。About出版社早川書房出版年2018年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁早川書房デザイン室装画シライシユウコAmazonで見る