一覧に戻る文学・評論それ以上でも、それ以下でもない折輝真透教会の懺悔室を思わせる一場面を起点に、罪と赦し、そして人がそれを「それ以上でも以下でもなく」引き受けることの重みを問う長編。仄暗い堂内に司祭と訪問者らしき二人の姿が描かれ、画面中央を縦に貫く太い十字の木枠が、上から俯瞰する視点で場を静かに区切っている。タイトルは白抜きの明朝で三行に分かち、原題のフランス語と著者名を小さく添えるのみ。装画の物語性と、距離をとった余白の作りが互いを引き立て、踏み込めない領域を見つめる構えを立ち上げる。About出版社早川書房出版年2019年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁早川書房デザイン室装画yocoAmazonで見る