一覧に戻る文学・評論六莫迦記 穀潰しの旅がらす新美健江戸を旅する六人の兄弟と一匹の虎を描いた、ハヤカワ時代ミステリ文庫の一冊。穀潰しと呼ばれる「莫迦」たちの珍道中を、軽妙な筆致で綴る時代もの。表紙は生成りの地に、白く抜いた巻紙のような余白を置き、その上へ墨書きを思わせる題字を太く据える。菅笠姿の兄弟たちと愛嬌のある縞の虎を淡彩で配し、各人物には小さな名札を添える構成。賑やかさを抑えた色面と余白が、登場人物の多さを整理しつつ、旅の埃っぽさと剽軽さを穏やかに同居させている。About出版社早川書房出版年2021年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁早川書房デザイン室装画川上和生Amazonで見る