
コンビニを舞台にしたバトルサーガ。時給で戦う店員たちを描く、ライトノベル的な熱量を持った長編作品である。鮮烈な赤を背景に、コンビニ制服やエプロンを纏った若い男女が群像として配置され、銃や武器を構えるポーズが緊張感を生む。タイトルは黄色の明朝体で大胆に縦組みされ、画面を斜めに走るように配置されることで、戦いの疾走感を演出する。アニメ調の人物画と力強い書体が結びつき、日常空間が戦場へと反転する瞬間を一枚で見せている。
著志坂圭
装丁高柳雅人
装画宇野信哉
ディスカヴァー・トゥエンティワン / 2015年