
眼鏡の刑事と思しき青年が、白い包帯のようなものを手にこちらを見据えるイラストが大きく置かれた一冊。タイトル文字は黒の鋭い書体で縦に大きく配され、画面を斜めに横断するように「メンヘラ」「刑事」と分断して走る。ローマ字の副題が淡く重ねられ、右肩には小さく著者名が縦書きで添えられる。下部には赤い帯が走り、白抜きの惹句が強いコントラストを生む。黒・白・赤の三色に絞った配色と、書体の傾きが、軽妙さの奥にある不穏さを静かに示している。
著賽助
装丁bookwall
装画ゆうこ
ディスカヴァー・トゥエンティワン / 2015年