一覧に戻る文学・評論月のさなぎ石野晶夜の闇に沈む庭で、瞼を伏せた人物がそっと佇む——歌人による第一歌集。短い言葉の中に揺れる繊細な感情を、月光のような透明感で掬い取る一冊。深い藍黒の地に、瑞々しい緑の葉叢が水彩のタッチで覆いかぶさり、白いブラウスに結ばれた朱色のリボンと胸元の植物刺繍が静かなアクセントとなる。明朝体の縦組みタイトルが葉の隙間から月の名のごとく浮かび上がり、歌のもつ沈黙と余白を装丁そのものが体現している。About出版社新潮社出版年2010年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁新潮社装幀室装画中島梨絵Amazonで見る