
中央アジア・キルギスの草原で、現地の人々と暮らしながら馬や鷹を駆って生きる術を身につけていく——著者自身の冒険行をまとめたノンフィクション。表紙には白い伝統帽をかぶった青年が馬上にまたがる写真が大きく置かれ、抜けるような青空と乾いた草原の地平線が広がる。タイトルは白抜きの明朝で縦に大胆に組まれ、写真の上に直接重ねることで物語の生々しさを引き立てている。帯下にはドット絵の人物・動物アイコンが並び、副題の「リアルRPG」という言葉と呼応。雄大な風景写真と遊び心あるピクセル装飾が、無謀で愉快な現代の冒険譚をそのまま提示している。

著町屋良平
装丁新潮社装幀室
装画ダイスケ+ホンゴリアン
新潮社 / 2019年
文学・評論