一覧に戻る文学・評論十三番目の王子岡田剛タイトルから王位継承の物語を想起させる一冊。淡い水彩で青灰色に滲ませた岩場を背景に、金髪の人物と黒髪の人物が剣の柄で手を重ね合う構図が中央に据えられる。雪とも光の粒ともつかぬ白が空間に舞い、ふたりの間に静かな緊張を漂わせる。題字は深い藍の手書き調文字で穏やかに置かれ、絵の叙情を妨げない。運命を共有する者たちの気配を、装丁が控えめな筆致で立ち上げている。About出版社東京創元社出版年2014年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁内海由装画pomodorosaAmazonで見る