一覧に戻る文学・評論カールの降誕祭SchirachFerdinandvon+酒寄進一ドイツの作家による降誕祭の物語、その翻訳。法廷を舞台にした作品で知られる書き手が、聖夜のひそやかな場面に人間の翳りを差し込んでいく。深い黄土色の地に、十字架を戴く黒い影、垂れ下がる数珠、手書きの原題が版画めいた粒立ちで刷り込まれ、市松模様の小片が片隅に覗く。祝祭の華やぎではなく、祈りと沈黙の質感が前に出る装い。聖と俗の縁を静かに撫でるような一冊。About出版社東京創元社出版年2015年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁森田恭行(キガミッツ)Amazonで見る