一覧に戻る文学・評論ぼくの大好きな青髭庄司薫青年期の自意識と都市生活のあわいを、軽妙な語り口で綴った長編小説。深い青を地に、上端には捕虫網を手に脚を組む少年の細い線描、右上には不揃いに連なる高層ビル群が同じくペン画で描かれる。表題は罫線入りの紙片を破り取ったような白地に置かれ、活字ではなく手書き風の文字で記される。匿名的な青の広がりと、紙の質感を残した素朴なコラージュが、内省と街の喧騒を行き来する語りの距離感に呼応している。About出版社新潮社出版年2012年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁新潮社装幀室装画長崎訓子(p.113〜115の爪のあと)Amazonで見る