一覧に戻る文学・評論いずれすべては海の中にSarah Pinskerフィリップ・K・ディック賞に輝いた奇想短篇集。義手に宿る記憶、クジラが行き交う道路、世代を超えて宇宙船に響く音楽——日常の縁から静かに幻想が滲み出す物語が編まれている。表紙は薄紅と空色のグラデーションのなかに、クジラやイッカク、落下する人影と泡が漂う水彩画。霞む廃墟と水面の境界は曖昧で、細い欧文書体が淡く添えられる。現実と非現実の隙間に呑まれていく読書体験そのものを、一枚の絵が予感させている。About出版社竹書房出版年2022年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁坂野公一(welle design)装画カチナツミ訳市田泉Amazonで見る