一覧に戻る文学・評論ベケット氏の最期の時間BesserieMaylis+堀切克洋晩年のサミュエル・ベケットが、パリの介護施設で最期の日々を過ごす姿を描いた評伝的小説。死と記憶、そして書くことの意味をめぐる静謐な物語を、繊細な散文で綴る一作。淡いグレーの地に、椅子に深く腰掛け書物に視線を落とす男の水墨画調のイラストレーションを大きく配し、その上に薄紅色の筆記体で原題「Le tiers temps」を細く添える。上部の和文タイトルは控えめな明朝体で、白い余白が画面に沈黙の間をつくる。閉じられた窓の小さな光が、終わりへ向かう時間の質感を静かに浮かび上がらせる。About出版社早川書房出版年2021年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁早川書房デザイン室装画荻原美里Amazonで見る