一覧に戻る文学・評論食べる私平松洋子食べることをめぐる随筆を集めた一冊。日々の食卓から旅先の味、記憶の中の一皿まで、口に運ぶという行為に宿る人の輪郭を、軽やかな筆致で掬い上げていく。表紙には、切り分けられた西瓜と山吹色の柑橘、青い小さな果実が静物画のように配される。緑の葉と縞模様の背景に油彩のタッチが残り、果肉の赤や皮の橙が艶やかに迫る。題字は白い短冊に静かに収められ、絵の濃密さと釣り合いを取っている。食べものを描く絵そのものが、味わうことの豊かさをそのまま差し出している。About出版社文藝春秋出版年2016年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁大久保明子装画Frida KahloAmazonで見る