
古今東西の名作を、元アイドルの書き手と書評家が往復書簡のように語り合う一冊。声に出して読みたくなる言葉、ハレの日にふさわしい一節をめぐる対話が、本のかたちで結晶している。表紙は鮮やかな黄色を地に、橙の小花や蝶、羽、麦穂のような図像が白いリボンに絡まりながら散らされ、祝祭的なモチーフが軽やかに踊る。タイトルと著者名は中央の余白に縦組みで静かに置かれ、賑やかな装画と端正な書体が均衡を保つ。晴れやかな言葉を寿ぐ書物にふさわしい、明るく晴れがましい一冊。

著Cabot、Meg、代田、亜香子
装丁田中久子
装画北澤平祐
静山社 / 2024年
絵本・児童書