一覧に戻る文学・評論午前四時の殺意深夜の街角に佇む少女を描いた長編小説。明け方の時刻が示すように、眠れぬ者の内側にひそむ衝動と、日常の風景がかすかにずれていく感覚を扱った一作と思われる。カバーは鉛筆描きのモノクロームで、街灯に照らされた商店街と、柵に腰かけて俯く制服姿の少女を細密に描き出す。タイトルは縦組みの赤い明朝で右上に置かれ、灰色の濃淡だけの世界に血のような色がひと筋差し込む。鉛筆の粒子が空気の湿度まで伝え、赤い文字が静かな殺意の予兆として画面を引き締めている。About出版社平山瑞穂出版年2018年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁片岡忠彦装画西川真以子Amazonで見る