一覧に戻る文学・評論御身源氏鶏太昭和の世相と男女の機微を軽妙に綴った作家による一篇。淡いピンクのスリップ姿の女性が、男物のストライプのジャケットをハンガーごと胸に抱え、もう一方の手で煙草の煙をゆるくくゆらせる。脇には木目の小卓と灰皿。白地に水彩で起こされた繊細な線画は、簡素ながら艶と気だるさを湛え、紅の筆文字で大胆に躍る題字が画面に流れる温度をひと息に言い当てる。About出版社筑摩書房出版年2019年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁小川恵子(瀬戸内デザイン)装画たなかみさきAmazonで見る