一覧に戻る文学・評論ロシア語だけの青春黒田龍之助ロシア語に出会い、その言葉だけに向き合った日々を綴る回想記。文庫化にあたって纏われたのは、不動産屋の青い看板や赤い天幕のカフェ、植木鉢や鳩のいる路地に若者が佇む線画のカバー。セピアに沈んだ色調のなかで、看板や扉の手描き文字が異国の路地のような気配を立ち上げ、白い余白に置かれた細い明朝のタイトルがその静けさを引き締める。ひとつの言語に踏み入る時間の、内省的な手触りが画面ににじむ。About出版社筑摩書房出版年2023年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁小川恵子(瀬戸内デザイン)装画中村一般Amazonで見る