
アルバイト経験者から募った川柳を集めた一冊。働く現場の悲喜こもごもを17音に凝縮した、ユーモアと哀愁が同居するエンターテイメント。表紙は1980年代の劇画調イラストで、汗を浮かべながらチキンのトレーを抱えるバイト姿の若者を主役に、看板を運ぶ男、ビールジョッキを掲げる客、メイド姿のキャストまでが熱量たっぷりに描かれる。タイトルは縦組みの太い手書き文字で、赤い「アルバイト川柳」の帯と呼応。誇張された画面そのものが、現場で生まれる川柳の悲哀と可笑しさを体現している。

装丁百足屋ユウコ
装画usi
KADOKAWA / 2014年
文学・評論