
剣と魔法のファンタジー世界「ロードス島」を舞台にした長編シリーズの新章。前作から時を経て、新たな世代の冒険が誓約と宝冠をめぐって動き出す一冊である。表紙では、深い森を背にした金髪のエルフが青緑の外套とドレスを身にまとい、手のひらに小さな光を灯して立つ。背後にはマントを羽織った黒髪の青年が控え、木漏れ日の緑が二人を柔らかく包み込む。手描き感を残した線と透明感のある彩色が、古典的ファンタジーの再起動にふさわしい清涼な空気を立ち上げている。

著花村万月
装丁大原由衣
装画wataboku
KADOKAWA / 2018年
文学・評論