一覧に戻る文学・評論檸檬の棘黒木渚十四歳。私は父を殺すことに決めた」——音楽家としても活動する作家による長編で、思春期の少女が抱える鋭利な感情と家族の輪郭を描く。表紙は繊細な線描の植物と、そこに差された黄と淡い緑のみが彩られ、白を基調とした余白のなかに静かに浮かぶ。タイトルは太い筆致の漢字で右側に大きく据えられ、線画の透明感と力強い書体が対をなす。柔らかな葉や花の奥に潜む細い棘の気配が、物語の張りつめた痛みを暗示している。About出版社講談社出版年2019年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁西原大輔(ELEFANT)装画宮島亜希Amazonで見る