一覧に戻る文学・評論作家の人たち出版業界の内幕を風刺的に描いた連作短篇集。本が売れない嘆き、印税生活の現実、文学賞をめぐる思惑など、作家たちの悲喜こもごもを「怖いもの見たさ」の語り口で覗かせる七篇が収められている。カバーは黒に近い濃茶の地に朱色の文字を縦横さまざまな向きと大きさで散らし、中抜きと塗りつぶしの書体を巧みに組み合わせる。煽り文めいた一行や小さなイラスト、伏せ字風の丸印がコラージュ的に配され、新聞広告とも自虐の独白ともつかぬ熱を帯びる。タイポグラフィそのものが書き手たちの喧噪を紙面に引き写したように映る。About出版社鈴木千佳子出版年2019年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁鈴木千佳子Amazonで見る