一覧に戻る文学・評論うちの執事が言うことには(8)高里椎奈良家の執事と少年主人を軸に綴られる学園ミステリのシリーズ第八作。手袋をはめ黒の執事服に身を包んだ長身の青年と、トレンチコートを翻す制服姿の少年が、淡い陽の差す石畳の上で視線を交わす。背景には若葉を広げる枝と一羽の青い小鳥が配され、画面上部には深い紺地に金で縁取られた明朝体のタイトルが縦に置かれている。穏やかな光と冷ややかな衣装の対比が、軽やかな会話劇の奥に潜む翳りを示唆する一冊。About出版社KADOKAWA出版年2016年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁西村弘美(角川書店装丁室)装画佐原ミズAmazonで見る