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あの夏、僕らに降った雪
文学・評論

あの夏、僕らに降った雪

比嘉智康

夏の盛りに「雪」が降るというタイトルの撞着が、ひと夏のかけがえなさを抱えた青春小説であることを静かに告げている。一面に咲き広がる紫の花畑の奥に少年と少女が立ち、青空には薄い雲、風に乗って花びらが舞う——色彩は澄んだブルーと深い紫のグラデーションに絞られ、淡いタッチのイラストが季節の光をやわらかく閉じ込める。中央に置かれた白い短冊状のタイトル枠は余白そのものが効き、舞い散る花びらが「降った雪」の比喩へと自然に橋を架ける。

About

出版社
KADOKAWA
出版年
2020
判型
文庫
ジャンル
文学・評論

Credits

装画
hiko
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