一覧に戻る文学・評論ヒノマル古市憲寿昭和18年夏、国家のために死ぬことを夢見る少年と、戦争に負けると言い放つ歴史学者の娘をめぐる青春小説。深い朱色の背景に放射状の光が広がり、中央では硝子の器のような透明な造形に封じ込められた戦艦を、素手がそっと支えている。タイトルは白く大きく、著者名は細く縦に置かれ、写真の濃度に静かに寄り添う。旗そのものを描かず、光と硝子と艦艇の構図で「日の丸」の重さを引き受ける一冊。About出版社文藝春秋出版年2022年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁関口聖司カバー写真矢部弘幸(SPACE SPARROWS)Amazonで見る