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カゲロボ
文学・評論

カゲロボ

木皿泉

人間に紛れて暮らす「カゲロボ」をめぐる連作短篇集。誰かを見ている存在と、見られている私たちの境界を、静かな筆致で揺さぶる物語が綴られる。鮮やかなオレンジを地に、黒一色で描かれたおかっぱの少女ふたりと猫が正面を向いて立つ。輪郭線は素朴で太く、表情は乏しいのにじっと見返してくるような視線が残る。タイトルは細い白抜きの幾何学的な書体で抜かれ、足元には手書き風の欧文サインが添えられている。漫画のようなフラットな画面が、誰がほんものでどこから機械なのかという物語の不穏さを、かえって涼やかに映し出している。

About

出版社
新潮社
出版年
2019
判型
四六判 / A5判 サイズ
ジャンル
文学・評論

Credits

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古野まほろ

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新潮社 / 2018年

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『坂東蛍子、日常に飽き飽き』 装丁: 川谷康久 書影

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野坂昭如

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カバー写真篠山紀信

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