一覧に戻る文学・評論楊花の歌青波杏戦時下の廈門を舞台に、諜報という危うさのなかで惹かれ合う二人の女性を描いた長編。表紙では、横顔の女性のシルエットに古い街並みらしき景色が透けて重なり、頭上から鮮やかな桃色の花が降りかかる。深い紫を基調に、白く太い縦組みの題字が中央を貫き、紙のざらついた質感が画面を静かに沈める。輪郭の内に滲む土地の記憶と、散りかかる花の像が、揺らぐ自我と燃える感情をひそやかに照らし出している。About出版社集英社出版年2023年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁アルビレオ装画たけもとあかるAmazonで見る