一覧に戻る文学・評論あたらしい家族佐川光晴血のつながりを超えて結ばれていく家族の姿を、静かな筆致で描く長編小説。カバーには、枝葉のあいだに実をつけた柑橘の写真がそのまま用いられ、その上に縦長の白い短冊を二枚並べて、手書き文字のタイトルと著者名が置かれる。曇天めいた淡い光のなか、緑の葉と黄色く熟しかけた実が混ざりあう構図は、日々のなかで少しずつかたちを変えていく関係の手触りに重なる。短冊の余白が、写真の生っぽさをやわらかく受け止めている。About出版社集英社出版年2015年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁池田進吾(next door design)+67カバー写真石井孝典Amazonで見る