一覧に戻る文学・評論大人は泣かないと思っていた寺地はるな三十代、地方の町で暮らす男が、失った家族や届かなかった想いと向き合いながら、ふいに泣く瞬間を抱えていく連作短編集。表紙には、淡い水色とベージュで描かれた砂浜を歩く男女の後ろ姿。輪郭をぼかした絵筆のタッチと、二人のあいだに伸びる長い影、点々と続く足跡が、隣り合っていてもそれぞれの孤独を抱えた距離感を静かに示す。明朝体のタイトルが空の余白に置かれ、波音の聞こえそうな白さのなかへ言葉が溶けていく。About出版社集英社出版年2018年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁宮口瑚装画黒坂麻衣Amazonで見る