一覧に戻る文学・評論また君と出会う未来のために阿部暁子時を越えて再会する二人の物語を予感させる、青春小説の一篇。夕暮れの草原で、ヴァイオリンを構える少女と、それを見つめるように腰を下ろす少年の姿が、橙から茜へと滲むグラデーションのなかに描かれる。水面に映り込む逆さの光景と、画面手前を横切る黒い枝のシルエットが、ノスタルジアと時間の隔たりを画面に重ね、白く縦に流れる明朝のタイトルが、その夕景のなかに静かに浮かび上がる。光に満ちながらどこか切実な装画が、再会という主題に淡い熱を帯びさせる。About出版社集英社出版年2018年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁関静香(woody)装画syo5Amazonで見る