一覧に戻る文学・評論歌われなかった海賊へ逢坂冬馬第二次世界大戦末期のドイツを舞台に、ナチス体制下で抗いの声を上げた若者たちを描く長篇。『同志少女よ、敵を撃て』の著者による戦争文学の第二作で、歴史の影に沈んだ無名の抵抗者へまなざしを向ける。表紙には三人の少年少女が緑の樹々を背に並び、こちらを見据える者、横顔を寄せる者、そっと手を伸ばす者の視線が交差する。柔らかな筆致の絵画ながら瞳の光は鋭く、白い明朝の表題が彼らの頭上に静かに掲げられている。歌われぬまま消えた声を、確かに見つめ返してくる一冊。About出版社早川書房出版年2023年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁早川書房デザイン室装画雪下まゆAmazonで見る